Shisen Ryori Hashoku | Fukuoka 福岡「四川料理 巴蜀」2020/05/04
日本で数少ない、本場四川で修業した日本人シェフによる本格的四川料理店。
四川といっても、成都と重慶では料理が異なるように、画一的ではない。また、四川料理のイメージ通り辛いものもあれば、そうでないものもあり、風味のバリエーションも豊富。当店では、伝統料理をベースとした四川料理の奥深さを体験させてくれる。
高級食材を使った料理も良いが、ありふれた食材を負けないくらい美味しく仕上げているのが素晴らしい。もちろん食材は本場と全く同じではないが、料理の哲学や技術において、四川料理の本質に迫っている。
予約無しで並べば麺類などカジュアルなランチも楽しむことができるが、せっかくなら事前に予約してコースで味わいたい。県外から福岡を訪れて中華料理という選択肢は真っ先に上らないだろうが、東京からわざわざ訪れる価値のある一軒。
前菜10品
豚の胃袋のピータン・アヒルの卵・香草詰め
安納芋のマッシュ、金柑の皮
エノキダケの芝海老XO醤和え
エリンギと夏草花の和え物
南瓜と青唐辛子の炒め物
獅子唐と豆豉の和え物
真魚鰹の煮物
帆立の生姜黒酢和え
牛脛肉と蜂の巣のマーラー和え
よだれ鶏
車海老米炒め
白米蒸して乾燥させたもの、揚げて一緒に炒めたもの。重慶の伝統料理のアレンジ。
赤むつ
ノドグロの頭と骨のスープとパイタンスープを合わせ、大根と金華ハムと一緒に煮込んだもの。成都の伝統料理のアレンジ。
乾燥フカヒレと冷凍フカヒレの食べ比べ
原びれを戻した乾燥フカヒレには、胡椒と紹興酒を加えた豚骨スープ。
冷凍フカヒレは、トリュフとワタリガニの餡掛け。
鳩のスモーク揚げ
2日間香辛料入り塩水に漬け、蒸して桜のチップでスモークして揚げたもの。
ウサギの唐辛子炒め
香菜と青唐辛子と醤油麹にクミン・黒胡椒・唐辛子・山椒を混ぜて2日間漬け、オープンで焼いてラー油で炒めたもの。
スペアリブと蛤のスープ
スペアリブの蒸しスープに生姜、米焼酎、長崎産蛤を加えて煮たもの。
デザート
黒胡麻とピーナッツのマーブルプリン
デザート
ナッツのキャラメリゼ
訪問：2020年3月
INFO
〒730-0051 福岡県福岡市博多区美野島2-3-14
「四川料理 巴蜀」
